社会科副読本「いわみざわ」
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郷きょう土ど科学館の方の話開かい拓たくの鐘かね 士族に開こん作業の時こくをつげしいか貸族士住変験かぶじゅうぞくたいへんけんけい156開拓小屋(提供:岩見沢市)た鐘です。しかし、あたたかい本州から寒さのきびしい北海道にうつり住んだ人たちにとって、原野をきり開く仕事は大原野を畑にするには、あたり一面にそびえる大木を切りたおし、その下にはえたクマザサやイタドリを、かり取らなければなりませんでした。をほり出し、草の根だらけの土地をたがやすのは、力と根気のいるとても大変なのない移住士族にとって、作業で、農業の経想ぞうをはるかにこえた苦しいものでした。木の切り株移には、土地がくじ引きでしあたえられたほか、小さな小屋と作物のたね、原野をきり開くための道具などがあたえられました。つらいものでした。1882(明治15)年 幌内鉄道幌内―手宮間開通1883(明治16)年 狩かり野の末すえ治じが宿を開く1884(明治17)年 山口県などから、もと武士 だった人たちが459名移い住じゅう 岩見沢村開村 役場設せっ置ち1885(明治18)年 1414名移住1892(明治25)年 室蘭―岩見沢間に鉄道開通

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