191「交響詩岩見沢」ピアノ伴奏版・合唱譜(混声4部) 作詩:加藤 愛夫 作曲:川越 守 監修・浄書:MINORIN MUSIC PLACE/御法川 慎司 2011年12月監修・第4代目楽譜楽譜開拓の人びとは 執拗に誘いくる 郷愁の声をふりきり 大自然とたたかいつづけた 老いたる父母の 手は霜ぶくれとなり 血まめは固い節くれとなり 腕は柏の木よりも強く 腰は弓のように曲がっていった 灯火もなく 月と星の光で夜を送った目は うるんだ入梅の空の色だ ふるさとの子守歌で 育った子らに この土地だけが 永遠のふるさととなったいま 父母も その頃の老人たちも もういない あの 大自然も 草原も すみずみまで耕され 畑となり 田となり ごばんの街に ビルが建ち 学校 会館 センター 商店がならび 鉄道も 道路も 北海道の八方に通じる 天の恵みと地の豊かさを誇りとしてうけついでいる雪がふる ふる 雪がつもる つもる 厚いしとねのうえに 白樺もポプラも 落葉松も 頭をよせて 眠りつづける 雪の花ふぶきが まいにち まいにち 窓にふりかかる 雪のしとねがとけるころ 福寿草は蕾をつける 蕗のとう 頭をあげて空をのぞむ 土地はよみがえり すべての生命が萠えそめ 若きも 老いも 夢をもち 希望をもち 未来を生む わたしたちのまちは また あらたな歴史をかさねる 父母兄弟を愛し すべての人を愛し 自分の道を愛し 自然を愛し こころに緑の森をえがき 清き湖をたたえ 明日を考え 夢を語ろう すべての人が 住みよい 理想の聖地を築くために 黎明の光 東の山からのぼり わたしたちのまちを照らし 夕陽は無限にうるわしく 石狩の大平原をくれないにそめる ああ青春のまち 北国の象徴のまち 現実は永久の未来である 幸ある未来に向かって 大合唱し 行進をつづけよう第二章 故郷の栄光第三章 北国の象徴
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